試験装置の紹介
面内せん断試験装置
当研究室では、2007年度に今までの実験ノウハウを凝縮して、独自の木質構造用せん断試験装置を開発しました。 特徴 通常の壁倍率評価に使用するせん断試験装置では、試験体の頂部にジャッキやアクチュエータなどの加力装置が取り付き、更に面外変形拘束治具が試験体上部に取り付きます。重量物が高所に設置されているため、試験体高さ変更や試験体の入れ替えなど危険の伴う作業となっていました。 本試験装置は、下部試験架台の下に直動システムを取り付け、試験架台の下に設置した電動アクチュエータによって試験架台を水平に移動させます。そのため、面外変形拘束治具と荷重計のついた加力方向拘束治具により試験体の頂部の移動を拘束するのみで、従来の試験装置と同じ加力が実現できます。治具は軽量であるため、人力による軽微な取り付け作業のみで非常に安全です。また、試験体上部には障害物が一切無いため、クレーン操作が楽で試験体の入れ替えも迅速に出来ます。 本装置の最大の特徴は、長期軸力などの鉛直方向力が作用した状態でのせん断試験を行う際に、鉛直荷重など上下方向の加力の作用線が試験体の変形にかかわらず、常に一定となることであり、複合応力による加力が実物に近い状態で出来ることです。 なお、加力はTHK社製の電動アクチェータ(最大推力100kN)によるコンピュータ自動制御です。 ![]() |
接合部の引張り試験装置
平成12年国土交通省告示第1460号に準拠した接合部の引張り試験を行うことができます。 山形プレートを用いた柱脚接合部の引っ張り試験 |
100kN引張り・圧縮万能試験装置+接合具(釘やねじ)のせん断性能試験装置 木質構造の要素試験用にマルイで特注製作したオートグラフで、試験装置の定盤には100mm間隔でM16のタップ穴が設けてあり、様々な試験ジグを固定することができます。支柱間1000mmで試験可能高さは1500mmあり、100kN以下の接合部試験を行うことができます。 また、接合具(釘やねじ)のせん断性能試験装置と組み合わせて、軸材に面材を釘やビスで固定した試験体に自動制御で軸方向に引張り・圧縮の繰り返し加力を行い、釘のせん断保持性能を調べることができます。本試験装置は、直動システムにより圧縮時に座屈せず、正確なせん断性能の評価ができます。
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500kNアムスラー試験機
島津製作所製の圧縮引張り万能試験機で、木質構造を対象とした試験としては、梁−梁仕口のせん断試験に使用します。 |